📰 韓国ニュースブログ by ソラン韓国語教室
← ブログ一覧へ
ウナギじゃないの?釜山名物「コムジャンオ」の正体は、ピリ辛でコリコリ食感の絶品スタミナ料理!

ウナギじゃないの?釜山名物「コムジャンオ」の正体は、ピリ辛でコリコリ食感の絶品スタミナ料理!

その正体はウナギじゃない?釜山のソウルフード「コムジャンオ」

韓国第二の都市、釜山(プサン)。港町ならではの新鮮な海産物が楽しめるグルメ天国ですが、中でもひときわ異彩を放ち、多くの観光客の好奇心を刺激するのが「꼼장어(コムジャンオ)」です。「チャンオ」は韓国語でウナギを意味するため、多くの人が「ウナギ料理」を想像するかもしれません。しかし、実はこのコムジャンオ、私たちが知っているウナギとは全く別の生き物なのです。

コムジャンオの正式名称は「먹장어(モクチャンオ)」、日本では「ヌタウナギ」と呼ばれています。驚くことに、生物学的には魚類ではなく、ヤツメウナギなどに近い「円口類」という原始的なグループに属します。顎がなく、他の魚に吸い付いて体液を吸うという、ちょっとホラーな生態を持つ海洋生物。その見た目から、最初は食べるのをためらってしまう人も少なくありません。

では、なぜこの個性的な生き物が釜山の名物になったのでしょうか。その歴史は、戦後の食糧難の時代に遡ります。もともとコムジャンオは、その皮が丈夫なことからカバンなどの革製品の材料として利用されており、身の部分はほとんど捨てられていました。しかし、食べるものに困った人々が、この捨てられていた身をなんとか美味しく食べられないかと考え、強い匂いを消すためにコチュジャンベースの辛いタレで炒めてみたところ、これが驚くほど美味しかったのです。コリコリ、シコシコとした独特の歯ごたえと、甘辛い味付けが見事にマッチし、庶民の貴重なタンパク源、そしてお酒のつまみとして定着していきました。釜山の歴史と人々の知恵が生んだ、まさにソウルフードと言えるでしょう。

見た目は衝撃、味は絶品!コムジャンオの楽しみ方

📷 出典: 나무위키

コムジャンオの魅力は、なんといってもその独特の食感と味わいにあります。初めてお店で注文すると、まずそのビジュアルに驚かされるかもしれません。特に有名なのが、生きたままのコムジャンオを熱した鉄板の上で調理するスタイル。最初は少し抵抗があるかもしれませんが、これは新鮮さの証でもあります。目の前で調理されるライブ感も、釜山グルメの醍醐味の一つです。

コムジャンオの食べ方には、大きく分けて二つのスタイルがあります。

  • 양념구이(ヤンニョムクイ/タレ焼き): 最もポピュラーで、初心者にもおすすめなのがこの食べ方。コチュジャン、唐辛子、ニンニクなどを混ぜた甘辛い特製ダレで、野菜と一緒に炒め焼きにします。ピリ辛のタレがコムジャンオの淡白な旨味と絡み合い、食欲をそそります。これは韓国焼酎(ソジュ)との相性が抜群で、お酒がどんどん進んでしまうこと間違いなしです。
  • 소금구이(ソグムクイ/塩焼き): 素材そのものの味を楽しみたいなら、塩焼きがおすすめです。ごま油と塩でシンプルに味付けされたコムジャンオは、噛めば噛むほど旨味が口の中に広がります。ヤンニョムとはまた違った、コリコリとした食感をダイレクトに感じることができ、通好みの食べ方と言えるでしょう。

サンチュやエゴマの葉に、焼いたコムジャンオとニンニク、青唐辛子などを一緒に包んで食べる「쌈(サム)」スタイルも韓国ならでは。そして、お楽しみはシメにあります。ヤンニョムクイを食べた後に残ったタレにご飯と刻み野菜、韓国のりなどを入れて炒める「볶음밥(ポックンパッ/焼き飯)」は、コムジャンオのエキスが凝縮された〆の逸品。これを目当てにコムジャンオを食べる人もいるほどです。

釜山で本場の味を!市場の活気と味わうディープな韓国体験

コムジャンオを食べるなら、やはり本場・釜山が一番です。特に有名なのが、巨大な水産市場である「チャガルチ市場」周辺や、少し郊外にある「機張(キジャン)」エリア。これらの地域にはコムジャンオ専門店が軒を連ね、店先の水槽ではたくさんのコムジャンオがうねうねと動いている光景が見られます。

韓流ドラマや映画では、登場人物たちが屋台(ポジャンマチャ)で人生の悲喜こもごもを語りながら、焼酎と共にコムジャンオを食べるシーンが描かれることがあります。まさに、韓国の庶民の生活に深く根付いた料理なのです。値段は決して安くはなく、最近では少し高級な料理という位置づけにもなっていますが、それだけの価値がある特別な食体験と言えるでしょう。

見た目のインパクトに最初は驚くかもしれませんが、勇気を出して一口食べれば、その美味しさの虜になるはず。釜山の潮風を感じながら、活気あふれる市場の雰囲気の中で味わうコムジャンオは、忘れられない旅の思い出になることでしょう。次の韓国旅行では、このディープで美味しい釜山のソウルフードにぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

👁 2,083

🇰🇷 この記事で学ぶ韓国語

꼼장어 [ッコムジャンオ] ヌタウナギ
오늘 저녁은 부산에서 유명한 꼼장어 어때요? 今日の夕食は釜山で有名なコムジャンオはどうですか?
쫄깃쫄깃하다 [ッチョルギッチョルギタダ] コシがあって歯ごたえが良い、もちもち・シコシコしている
이 꼼장어는 정말 쫄깃쫄깃해서 맛있어요. このコムジャンオは本当にコリコリしていて美味しいです。
소주 안주 [ソジュ アンジュ] 焼酎のつまみ(おつまみ)
매콤한 꼼장어는 최고의 소주 안주예요. ピリ辛のコムジャンオは最高の焼酎のつまみです。
양념구이 [ヤンニョムグイ] タレ焼き、味付け焼き
처음 드시는 분은 소금구이보다 양념구이를 추천해요. 初めて召し上がる方には塩焼きよりタレ焼きをおすすめします。
밥 볶아 주세요 [パッ ポッカ ジュセヨ] ご飯を炒めてください(〆の焼き飯を頼むとき)
양념이 남았는데, 여기 밥 볶아 주세요! タレが残ったので、ここにご飯を炒めてください!
参考
ナムウィキ:먹장어 - 나무위키
ameblo.jp:【釜山】コリコリうなぎって日本では珍しい?釜山名物 ...
blog.naver.com:뱀장어와 꼼장어의 차이가 뭐지? - Naver Blog
YouTube:[釜山の味'] 機張コムジャンオ - YouTube
YouTube:꼼장어는 장어가 아닙니다 ㄷㄷ - YouTube
Instagram:見た目はちょっと衝撃的だけど… 実はこれ、釜山の名物グルメ ...

💬 コメント

最初のコメントを書いてみましょう。

読み込み中…

ソラン韓国語教室では、入会費無料・無料体験レッスンを実施中です。

無料体験を申し込む

他の記事

パパは日本語、ママは韓国語だけ!? ラッパー・ちゃんみな一家の「不思議な会話」が話題沸騰
パパは日本語、ママは韓国語だけ!? ラッパー・ちゃんみな一家の「不思議な会話」が話題沸騰
「お父さんは日本語しか、お母さんは韓国語しか話せない」。人気ラッパー・ちゃんみなが明かした家族のユニークな会話術が話題です。なぜ言葉が通じなくても完璧なコミュニケーションが成立するのか?その背景にある日韓の文化や、彼女の音楽のルーツに迫ります。
2026年10月9日(金)
マーラータンの次はこれ!2026年、日本でブーム確実の「次世代・韓国グルメ」を徹底予測
マーラータンの次はこれ!2026年、日本でブーム確実の「次世代・韓国グルメ」を徹底予測
一大ブームを巻き起こしたマーラータン。その次に日本で流行る韓国グルメは何?2026年現在、専門家やメディアが注目するのは「テジコムタン」や「進化系カルグクス」。さらにデザートでは「ヨアジョン」も話題です。最新トレンドの背景にあるキーワードと共に、次にくるKフードの魅力を徹底解説します!
2026年10月7日(水)
父は日本語だけ、母は韓国語だけ!? ラッパーちゃんみなの家庭の会話ルールが話題沸騰!言語の壁を越えた家族の絆とは
父は日本語だけ、母は韓国語だけ!? ラッパーちゃんみなの家庭の会話ルールが話題沸騰!言語の壁を越えた家族の絆とは
Z世代のカリスマ、ちゃんみなが人気トーク番組で明かした驚きの家庭環境が話題に!父親は日本語、母親は韓国語しか話さないというユニークな環境で、彼女がどう育ったのか。その背景にあるルーツと、彼女の音楽に与えた影響を深掘りします。
2026年10月6日(火)
キンパ天国は実在した!?韓国・金泉市で「キンパ祭り」開催、ダジャレから生まれた超人気フェスの見どころ
キンパ天国は実在した!?韓国・金泉市で「キンパ祭り」開催、ダジャレから生まれた超人気フェスの見どころ
韓国の人気グルメ「キンパ」。その有名チェーン「キンパ天国」と地名の「金泉」が似ているというユニークな勘違いから始まった「金泉キンパ祭り」が2026年10月に開催!昨年の大盛況を受け、国が認める名物イベントにまで成長したお祭りの魅力と、韓国の最新グルメトレンドを現地からレポートします。
2026年10月4日(日)
BTS RM、国立中央博物館への1億ウォン寄付に込めた「韓国史への愛」
BTS RM、国立中央博物館への1億ウォン寄付に込めた「韓国史への愛」
BTSのリーダーRMが、韓国の国立中央博物館に1億ウォンを寄付し大きな話題に。単なるアート愛好家として知られる彼が、なぜ博物館へ?その背景には、グローバル広報大使としての役割と、韓国の歴史と文化遺産を守りたいという深い想いがありました。彼の「善い影響力」の真髄に迫ります。
2026年10月1日(木)
「オタクの音楽」は昔の話?少女時代テヨン、AKMUイ・スヒョンが歌うJ-POPが韓国で大ヒットの理由
「オタクの音楽」は昔の話?少女時代テヨン、AKMUイ・スヒョンが歌うJ-POPが韓国で大ヒットの理由
かつて一部のファンだけのものとされたJ-POPが、今韓国の音楽シーンのど真ん中に!少女時代のテヨンがtuki.の「晩餐歌」を、AKMUのイ・スヒョンが松田聖子の「青い珊瑚礁」を公式リメイクし、チャートを席巻。このブームの背景と、日韓文化交流の新しい波を徹底解説します。
2026年9月8日(火)