「家出した嫁も帰ってくる味」!?韓国の秋、舒川・洪元港の絶品コノシロ&ワタリガニ祭りが開幕!
「家出した嫁も帰ってくる」秋の味覚の王様
「コノシロを焼く匂いは、家出した嫁も帰ってくる(전어 굽는 냄새는 집 나간 며느리도 돌아오게 한다)」——。韓国で秋の味覚を語る上で、誰もが口にする有名なことわざです。それほどまでに、秋に脂がのったコノシロ(전어)を焼く香ばしい匂いは、人の心を惹きつけてやまない魅力があるということ。日本の「秋刀魚」のように、韓国では「コノシロ」が秋の訪れを告げる魚なのです。
そんな秋の味覚の王様コノシロと、もう一つの秋のスター、ワタリガニ(꽃게)を心ゆくまで楽しめるお祭りが、今年も韓国西海岸の港町、忠清南道・舒川(ソチョン)郡の洪元港(ホンウォンハン)で開催されます。その名も「舒川・洪元港 自然産コノシロ・ワタリガニ祭り」。新鮮な海の幸を求めて、韓国中から食通たちが集まるこの一大イベントの魅力に迫ります!
旬の味覚が大集合!祭りの楽しみ方とは?
今年で20年以上の歴史を誇るこのお祭りは、韓国を代表する秋のグルメフェスティバルの一つ。2026年は8月22日から9月6日にかけて開催される予定で、洪元港一帯が活気に包まれます。港にずらりと並んだ食堂や屋台では、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を使った料理が味わえます。
主役はもちろん、コノシロとワタリガニ。この時期のコノシロは、産卵を終えて栄養をたっぷり蓄えているため、脂がのって格別の美味しさ。「海のゴマ塩」とも呼ばれるその風味は、一度食べたら忘れられません。お祭りで絶対に外せないのが、「コノシロの塩焼き(전어구이)」。内臓も骨もそのまま、丸ごと串に刺して炭火でじっくり焼いた一品は、皮はパリッと、身はふっくらジューシー。香ばしい匂いが立ち上り、まさに「家出した嫁も帰ってくる」味です。他にも、新鮮だからこそ味わえる「コノシロの刺身(전어회)」や、野菜と一緒に甘辛く和えた「コノシロの和え物(전어무침)」も人気メニューです。
そして、もう一方の主役がワタリガニ。秋のワタリガニは、冬を越すために栄養を蓄えるため、身がぎっしりと詰まっているのが特徴です。甲羅の中に詰まった濃厚なカニ味噌と、甘くて弾力のある身を味わうなら、素材の味をそのまま楽しめる「ワタリガニの蒸し料理(꽃게찜)」が一番。また、ピリ辛のスープと一緒に煮込んだ「ワタリガニ鍋(꽃게탕)」も、涼しくなってきた季節にぴったりの一品です。
グルメだけでなく、お祭りならではの体験イベントも用意されています。特に人気なのが「素手でコノシロ掴み体験」。生け簀に放たれたコノシロを素手で捕まえるという、シンプルながらも白熱するイベントで、子どもから大人まで楽しめます。自分で捕まえた魚をその場で調理して味わうこともでき、最高の思い出になること間違いなしです。
ソウルから足を延ばして、特別な美食旅行へ
祭りの舞台となる舒川・洪元港は、ソウルから高速バスや電車を乗り継いで行くことができる、日帰りや一泊旅行にぴったりの場所です。都会の喧騒を離れ、潮風を感じながら港町を散策し、旬の味覚に舌鼓を打つ…そんな贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
韓国ドラマやバラエティ番組を見ていると、市場で食べ歩きをしたり、旬の食材を求めて地方へ旅行したりするシーンがよく登場しますよね。このお祭りは、まさにそんな韓国の食文化を肌で感じられる絶好の機会です。港に併設された水産市場では、お祭りで味わったコノシロやワタリガニを格安で購入することも可能。旅の記念に、新鮮な海の幸をお土産にするのもおすすめです。
韓国の秋は、気候が良く過ごしやすい旅行のベストシーズン。紅葉狩りも素敵ですが、今年は「食」をテーマに旅の計画を立ててみるのはいかがでしょうか。香ばしいコノシロと濃厚なワタリガニが、あなたを待っています。この時期にしか味わえない本場の味を体験しに、ぜひ舒川・洪元港を訪れてみてください。
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